ベトナム(サイゴン)vsインドネシア(ジャカルタ)〜あくまで主観的な比較〜


月日が流れるのは早いものです。最低月4回の更新を宣言しておきながら、全く持って公約が守られていません。。どこかの政治家じゃあるまいし(苦笑)、気を取り直して今日からまた心機一転、頑張って更新していきます。ついでにブログのデザインも変えてみました。前よりも見易くなったと個人的には思うのですが・・・



さて、前回の更新から約5ヶ月経った訳ですが、僕もチャラチャラ遊んでいたわけではなく?実は昨年11月に生活拠点がシンガポールからインドネシアへと移り、色々とバタバタしてました。でもって担当業務もシンガポールでのヘルプデスクのお守りから、インドネシアでの新規事業立ち上げということで、それなりに忙しくなったんですね。という言い訳だけちょっとさせて頂きます、と。


ということで、折角インドネシアに来て数ヶ月の時間が経ったのだから、今日はというか今後はインドネシアネタを中心に語っていきたいと思います。その第一弾が、これ『ベトナムサイゴン)vsインドネシアジャカルタ)』。


サイゴン生活は2年、ジャカルタ生活は始まってまだ数ヶ月なので、それほど平等に比較はできないとは思いますが、所詮このような比較なんてものは個人の主観が往々にして入るものなので、期間的なものは大した弊害にはならないのかなぁと思います。しかもWiki等のデータにはあまりない、なるべく生の声を反映させたいと思いますので、思いっきり主観が入ってしまう可能性も大です。その辺はご了承下さい。

ちなみに、今回比較対象を行うに辺りシンガポールを入れていませんが、それはシンガポールは先進国で、生活水準は日本と同等か、特定の分野ではそれ以上(例えば公共交通システムや安全面、政府機関システム等々)なので、比較するなら日本やカナダのバンクーバー(←以前住んだことがある)かなぁと。

ということで早速いきたいと思います。


■お国柄
どちらも金・権力がもの言う世界で、更に中途半端に上に立っている人は基本的にダメなパターンが多い。何をやるにしても袖の下通す系が多いですね。ま、どこの国も多かれ少なかれそういうのはあるかも知れませんが、それが顕著に出ています。更にベトナムでは日本の893が入りこめなかったとかなんとか。なんでかっていうとそれ以上に政府がおいしいとこ全部を牛耳っているから、893でも手に負えないとかなんとか。ま、大体想像通りの世界ですね。


■お人柄
一般市民においては、どちらも陽気で優しい人が多い感じです。若干インドネシアの方が陽気度が上かなぁ?あとお店の対応はインドネシアの方がサービスが良い感じです。ベトナム人は勤勉な人が多い。インドネシア人と比べると、そこは大きく差があります。インドネシア人は基本的にグータラな性格が多い感じですかね。あ、ちなみに中華系は除きますね。あと、ベトナム人はプライドが高い人が多くて、やたら人の目を気にしがちです。持っている携帯とか、乗っているバイクとかにやたらこだわります。僕は日本ではある程度こだわっていましたが、海外に出てからは(歳をとったせいもありますが)なんでもよくなったため、携帯とかバイクとか現地人にバカにされてましたね。


■言語
言語はお互いアルファベットなのですが、断然ベトナム語の方が難しいです。何が難しいって発音。中国語でも4声調しかないのに、ベトナム語は6声調ありますからね。しかも違いがほとんど分からないんです。その点、インドネシア語はローマ字読みが多いため、日本人にとっては発音しやすいです。文法に関しては、ほとんど勉強してないので分かりません。ただ、どちらも単語さえ覚えられれば、日常会話ぐらいは比較的簡単にできるのではないでしょうか?英語の方が文法が難しい気がします。現地にいる日本人でいうと、圧倒的にインドネシア語の方がしゃべれています。ベトナム語をビジネスレベルで話せる日本人なんて数えるほどしかいませんでしたが、インドネシアで驚いたのが、こちらにいる日本人のほとんどがインドネシア語を話せること。それも仕事としてそれを使用していること。英語力でいうとベトナム人より断然インドネシア人の方が上なのですが、それ以上に日本人のインドネシア語力は凄いです。それほど言語が習得しやすい、ということに直結しているのだと思います。


■物価
物価はベトナムの方が若干安いですね。例えば最低賃金や食費、交通費等が若干ベトナムの方が安いでしょう。ただ、住宅と車に関してだけは、ベトナムの方が高いですね。通貨の単位はほとんど一緒です(1万ルピア=100円、1万ドン=70円)。あと面白いのが、100ドンや100ルピア以下の単位(1円以下)は切り捨てられ、お釣りでたまに数円ぐらい足りないときがあるのですが、そのときはガムとかあめちゃんとかでお釣りの代わりとして補うところですね。


■ビジネス
仕事のしやすさは、、、どっちもどっちですかねぇ?個人的にはインドネシアの方が断然しやすいのですが、それはやっている仕事や会社の環境が違うからであって、単純には比較できませんねぇ。でも、インドネシア人の方があきらめみたいな、なんというかガッツリさというのはないですね。仕事取れたらいいけど、なくてもまぁしゃーないよねー、ぐらいの感じ。一方ベトナムでは、是が非でも仕事(お金)を取ってやるぞっていう意気込みが感じられました。なので、そこは勤勉という人柄も出ているんですかね。そういう意味で、インドネシアの方が仕事のストレスは感じずにできるのかなぁ、といった印象です。


■交通手段
道路インフラはもう桁違いにジャカルタの勝ち(ここはインドネシアと言わず、ジャカルタ限定にします)。ベトナムはほんとヒドイです。今はまだバイクが主流だからいいですが、もっと車が多くなってくると、本当に偉いことになると思います。でもってソレを体現しているのがジャカルタ市内の交通渋滞ですね。道路インフラはまだ全然いいのですが、如何せん車が飽和状態です。モノレールとかできると、もっと渋滞が緩和すると思うのですが。一応昔途中まで作ってたのですがアジア通貨危機で頓挫して、最近また計画が復活しているみたいですけどね。


■治安
やはり断然ベトナムの方がいいですね。そりゃー中には悪いところもありますが、街中では夜でも一人で歩けますし、盗難・窃盗だけ気をつけていれば全然大丈夫です。一方インドネシアではやはり周りからやたらと危ない危ないと聞きますね。でも、まだ実際に危険な目にあった人には出会ったことはありませんが。あくまで「知り合いの知り合いが〜」ぐらいのレベルです。気をつけていればそれほど危険ではないです。ただ、やはり外を一人で歩くのはほとんどできないですけどね。あと、一応爆破テロがたまに起こります。これは非常に怖いですね。基本的に白人(特にアメリカ人)が狙われるので、白人の多い場所にはあまりいかない方がいいと聞きました。


■宗教
これはもう何と言ってもインドネシアイスラム教が、、、大声では言えませんが、僕は好きではありません。特に朝のコーラン。。これだけは本当に勘弁して欲しいです。ベトナムは日本と同じ仏教と言いつつほぼ無宗教です。


■歌
なぜこれを挙げたのかというと、こちらに来て思ったのはインドネシアではやたらと今時のポップやロックが多いのですが、ベトナムでは演歌系みたいな古臭い音楽が多かったんですね。ですので、現地にいる日本人はベトナムの音楽を聞こうとする人は少なかったですが、インドネシアの音楽は結構みんな聞いていますね。まぁ、あとはインドネシア語の方が歌いやすい、覚えやすいというのもあるかも知れませんが。ただ、それを差し引いてもベトナムの音楽はあまり好きにはなれなかったですね。


■現地日本人
でもって決定的に違うのが、現地に住んでいる日本人です。これが一番面白いですね。カナダ、シンガポールベトナムインドネシアと4カ国定住しましたが、それぞれの国でそれぞれの日本人の特徴があります。なぜこんな人ばっかりが集まるんだろう?というぐらいに、国によって本当に日本人の色があります。多分、僕が歳を取ったり趣味が変わって付き合う層が変わったとかも関係しているかも知れませんが、基本的に色んなところへ顔を出す方なので、それなりに様々な日本人と出会っています。そんな訳で、まずベトナムにいた日本人ですが、ほとんどの人がベトナムの国や人の文句を言っていた(笑)相当ストレスたまっているんだなぁと思いました。逆にベトナムが好きだって言う人は1,2割ぐらいじゃないですかねぇ。勿論旅行客ではなく、現地に住んでいる人ですよ。あくまで個人的な感覚ですけどね。ただ、そんな中でもみんななんやかんや言いながら楽しそうに生活していたのも印象的でしたね。一方インドネシアでは文句を言っている人は1,2割ぐらいじゃないですかね。多くの日本人がここの国での生活を気に入っている感じがします。僕もその中の一人です。ただ僕は、ベトナムを先に経験したから、ある程度の東南アジアのダメさには慣れたってのもありますけどね。順番が逆だったら、個人的にはもうちょっと違った印象を持ったかも知れません。で、かなり不思議だったのが、ベトナムの方が物凄く変で個性的な日本人が多かったです。良い意味でね(笑)いや、笑い事ではなく、僕はほんと個性的な変人が好きなので、あそこは僕にとって最高の日本人コミュニティの楽園でした。でもってインドネシアも勿論個性的な人が多いのですが、なんていうのか、問題意識をしっかりと持った人が多いような気がしますね。時代がそうさせているのか、僕の付き合う人がそういう傾向になりつつあるのかは分かりませんが、そういう風に感じました。
ちなみにシンガポールにいる日本人ですが、都会の日本人コミュニティって感じです。つまり関係が希薄になりがちで、小さいコミュニティはいっぱいあるんですが、一致団結って感じではないですね。インドネシアベトナムでは生活が不便なことが多いので、日本人の仲間意識が強くて、お互い助け合って生きていこうって感じです。



こんな感じですが、他に何か違いを知りたかったら何でも聞いてください。お答えできる範囲で回答いたします。


■おまけ
女の子はインドネシアの方がかわいいですw(←かなり主観的)