移動手段と移動エネルギーの効率化

移動手段には徒歩以外に、自転車、バイク、自動車、電車、飛行機と様々なツールがあります。

現代の我々の生活では、移動が一つのキーポイントとなっているため、移動手段は日進月歩で進化していってます。人々は常日頃から、如何に安全かつ効率よく移動するかを目的とした乗り物を発明してきました。


特に昨今ビジネスやライフスタイルのグローバル化が激しくなり、ますます国家間の人の出入りが多くなっています。そのため、飛行機ではエアバス380と言ったような大型機が作られたり、バジェットエアと呼ばれる格安航空会社も増えています。


また一方では、移動手段は環境問題にも直結しているため、自動車であればHVやEV、次世代乗り物としてリニアモーターカーやエアロトレイン、セグウェイなどにも注目が集まっています。


将来的には映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」や「フィフス・エレメント」で出てきたような『空飛ぶ車』が登場するのでしょうか。


ただ、『空飛ぶ車』実現のためには開発技術だけの問題ではなく、インフラ整備や新たな法規制、人々の運転スキルが必要になってき、これらには多大なコストや時間がかかります。


僕は昔から、全ての移動においてのコストや時間、エネルギーはかなり無駄だと感じています。


特に、電車や飛行機に乗った時、行き先や時間帯によっては非常に空席が目立つものがあります。せっかくこれだけ大きな物体を、多大なエネルギーを消費して動かしているのだから、もう少し効率良く人々を移動できないものなのかと考えています。


例えば、ある人はニューヨークから東京へ、また別の人は東京からニューヨークへ、同じ日に移動するとしましょう。このお互いの移動エネルギーを何らかの形で補完しあうことができないのかなぁ、と思うわけです。


で、最終的に行き着いた答えが、物体が移動しなければ移動エネルギーは必要ないんだ、ってことです。



現在、テレビや電話、インターネットの技術により、視覚と聴覚に関しては、既にグローバル規模で広がっています。あとは、嗅覚と味覚、触覚がリモートで広がれば、人間はそれほど移動する必要がなくなるのではないでしょうか。


要は、移動先にリモートで動かせる箱(所謂ロボットですね)をおいておき、その箱から伝わるあらゆる情報は、自分の全ての神経系と連動します。勿論安全弁がついており、命に関わるある一定以上の反応は制御されます。例えば暑いところに行けば、暑さを感じるのだけれども、死線を超えるような暑さまでは感じない、というように。


ってことで、将来は交通機関の発展はもうほとんどなく、意識転送にどんどんシフトしていくのかと。「どこでもドア」や瞬間移動は実現できなくとも、意識の瞬間移動は可能だと思います。



以上、前回の日記で言及した「バーチャル・ノマド」が次世代の鍵を握ると言及したのは、こういった理由からでした。