21世紀の中心都市とノマドについて

いつもチェックさせて頂いているla dolce vitaさんのブログネタから。

『未来の歴史とノマドの時代』
http://www.ladolcevita.jp/blog/global/2009/08/post-246.php


そのエントリの中で紹介されていたジャック・アタリ氏のNHKでのインタビュー。


(la dolce vitaさんブログから抜粋)

1. 中心都市
これまで市場の秩序は、常に1つの「中心都市」と定めて組織され、そこには「クリエター階級」(海運業者、起業家、商人、技術者、金融業者)が集まり、新しさや発見に対する情熱に溢れていた。 この「中心都市」は、経済危機や戦争が勃発することにより他の場所へ移動する。

つまり歴史を動かしてきたのは「中心都市」であり、13世紀のブルージュに始まり、ヴェネチアアントワープジェノヴァアムステルダム、ロンドン、ボストン、ニューヨークを経て20世紀にロサンゼルス(北のシリコンバレー含む)に移ってきたというもの。 私も人は「国」ではなく「都市」を目指して移動しているなあ、と思っていました。
「次は世界のどこが中心都市になるのか?」という命題ですが、世界が多極化するにつれて複数の中心都市が生まれると思います(希望的観測)。 


僕の希望的観測では、次の中心都市はネットの中なのかなぁと思ったりしてます。
つまり、もう物理的な場所ではなく、仮想的な場所が世の中の中心となるのかなぁと。
世界はネットを中心に動いていく、みたいな。


(la dolce vitaさんブログから抜粋)

2. ノマド
世界はノマド(元々「遊牧民」の意)の時代になる、中でも「超ノマド」が鍵を握る(超ノマド = クリエイター階級 = 中心都市の栄枯盛衰に最も敏感なエリートビジネスマン、学者、芸術家、芸能人、スポーツマンなど)。
アタリによると現在世界に1千万人から5千万人の「超ノマド」がいるそうです。 想像してたより多い? どうでしょう?


ジャック・アタリ氏は世界中の人々をノマドとして分類すると

  1. 「超ノマド」…クリエーター階級。1千万〜5千万人(増加傾向)
  2. 「バーチャルノマド」…定住民、中階級。(日本人は概ねココに該当ですかね?)
  3. 「下層ノマド」…貧困層。35億人(増加傾向)

というように3つのカテゴリーに分け、その中でも1の「超ノマド」が21世紀の鍵を握ると言っています。


僕は、意外と2の「バーチャルノマド」が鍵を握る次世代人(ニュータイプ)になるのでは、と思ったりしています。
これは上で述べた「中心都市がネットの中にできる」というのと関連してきます。




ちなみに余談ですが、「バーチャルノマド」で現れる次世代人のニュータイプは、初代ガンダムで言うところのアムロ・レイみたいなキャラなのかなぁと。でもってニュータイプに憧れてたけどなりきれなかったシャー・アズナブルは「超ノマド」みたいな。で、そんなシャーに憧れている僕は「超ノマド」を目指すべく、日々奮闘中です。