日本人の熱い想いと僕が海外に出た理由

そうですか、最後のエントリーから2年ちょっと経ちましたか。その間、色々ありました。そりゃそーですよね。2年ですもんね。でもって住む場所も仕事も変わりました。ベトナムからシンガポールへと。


もともとブログを始めたのは、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」を読んだのがきっかけだったのですが、半年ちょっと経ったところで現実世界の方で色々とあったもので、それからネットの世界から遠ざかってしまいました。(と言っても、傍観者としては常にいましたけど)。本当に何か書きたいと思うようになるまで、とりあえずブログのサバティカルみたいなのを取ってたわけですね。(そうなのか?)


ってことで、やっと復活です。というのもこのエントリーのお陰ですね。ありがとうございます。

これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。
1)日本はもう立ち直れないと思う。
だから、
2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。

はてさて、今更ながらこのエントリーに対して自分の意見をどうこう書こうって気はあまりないのですが、世間の反応を見て思ったことをつらづらと書こうかな、と。


えー、率直に言ってこの釣り、すごいですよね(笑)
初めて読んだとき、うわーすごい燃料投下だー、大丈夫かなー?とちょっと心配になりましたが、まさかここまで良い意味で派生していくとは思いもしなかったです。J-CASTで取り上げられ、YAHOOニュースにまで紹介されることになるとは。それだけ皆さん日本人としての熱い想いがあるのでしょう。それだけでも日本もまだまだ捨てたものじゃない、と楽観視してしまいそうです。ただ、色々なコメントを読んでましたけど、千賀さんが本当に言いたいことを理解してくれている人は正直少ないと感じました。そりゃそーか。普段から彼女のブログを読んでなくて、いきなりあのエントリーを見てしまったら、日本に居る人なら誰でもあーゆー反応になってしまうのかなぁ。ちょっと残念でしたけど。海外に行くことが逃げだと捉えられるのは正直悲しかったですね。海外で働いている人間としては。でも、前向きに捉えると、あれだけの人が意見して、自分の思いを素直にぶちまけて、議論して、あーだこーだ言って。本当に勉強になりました。特に、今まで見たこともなかった人々のブログまで目にする機会を与えてくれて、本当に感謝してます。(それでシンガポールのネットワークも若干広がったし)




で、僕がなぜ海外に出たのか。ちょっとだけ書いてみたいと思います。


僕の場合、日本での生活や仕事、友達、全てにおいて満足してたし、楽しかった。けど、だからこそ、楽しいだけではダメだと思って海外に出たんですよね。僕の好きな本で、「絶望したことがなければ、本当に大事なことはわからない」ってのを読んだときに衝撃的だったんですね。当時の僕には本当のどん底なんて全く持って味わったことがなかった。そりゃー小さいことでは一杯ありましたよ。例えば高校試験に落ちたとか、国体選考会で落ちたとか、インターハイ団体戦自分のせいで負けたとか、英語の授業で全出席してたのに単位落とされたとか、好きな人に振られたとかとか。そのときそのときではそれなりに落ち込んでたけど、絶望というには程遠い。なので「絶望ってどんな感じやろう?」って気分を味わうために、日本を飛び出しました。無謀にも。英語も全くできないのに。


6年弱経ち、それなりに苦しいこともありましたね。特にここ2年ぐらい。その苦しい中で見えてくるものがありました。ま、それでも世間一般からするとまだまだ甘ちゃんだとは思いますけど。


「本当に大切なものは目に見えない」


良い言葉ですね。その通りだと思います。日本を離れたからこそ、目に見えない日本が見えて、何が良くて、何がダメなのか。どうすればもっと良くなるのか。なーんてのを日々考えるようになって。


僕はいずれ日本に帰ります。それは日本という国が好きだから。なので将来的には日本のために何かしたいと思ってます。そのための海外武者修行なのだと。ってたいそうなことを言ってますが、悲しいかな、実力がまだまだ全然伴っていない。。。



ってことで、ブログ再開一発目として、僕なりの熱い気持ちを書いてみました。これからもちょくちょく自分なりの考えをのっけていこうと思います。多分、まだまだ甘っちょろい考えだなーって思うことが多々あると思いますが、それはそれで数年後、十数年後に振り返って笑い飛ばせられればいーのかなーっと。


おっしゃー!まつーらの人生、第十章のはじまりじゃー!