才能か運か

日本に生まれたのは、単なる偶然だよね。

この時代の日本で生まれたというのは、本人の才能や努力とは関係なく、単なる運なんですが、幸運であることに気づかない人も最近は、多いみたいですね。

うーん、どうなんですかね?ま、人それぞれだとは思いますが、僕は単なる運じゃないと思っています。

もし生まれ育った場所を運というのであれば、母親や父親だって運ですよね。その子供として生まれて、たまたま勉強ができたとか、足が速かったとか、絶対音感があったとか、絵が上手かったとか、これも全て才能ではなく運とも言えるのではないでしょうか?だって、母親や父親だって僕達は選べない訳で、幸か不幸か僕達はその両親から生まれてきたんですよね。であれば一般的に才能といわれているものですら、両親から引き継いだ遺伝子に基づいている訳で、偶然の産物として定義できると思います。


ですので、僕は、お金持ちの家で生まれた人であれば、それも一種の才能だと思っています。それを有効に使うのか、全く使わないのかは個人の自由ですし、どちらが良い悪いというのはないと思いますが。例え親の財産であったとしても、子供はその恩恵を受けられますし、引き継ぐ権利があるのですから、遺伝子の引継ぎによる個人的な能力だけを才能というのではなく、マクロな意味においては、親の財産であっても才能として定義できるのではないでしょうか。そうであれば、日本で生まれたということですら、単なる運ではなく、才能の一つとして認められてもいいと思います。


でもって、日本で生まれたという幸運にもその才能を授かったのに気付かない人が多いのは当然だと思います。少なくとも、日本国内のみで生活しているだけでは、周りがほぼ全員同じ条件であるため、日本人であるという属性が消されてしまうからです。逆に海外に出ると、特に移民が多い国に行けば、どの国が対外的に力を持っているのかというのは結構顕著に表れたりします。例えば国外へ行くとき、ビザがいるのかいらないのか。ビザすら取らせてくれない国だって中にはあります。


僕は幸運にも日本人という、属性であり一種の才能を持っていたお陰で、海外への渡航はどの国へ行くにしても困らないです。そして、この才能を活かさない手はないと思っています。